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お約束のHello Worldではいきなりですが、例を出して説明したいと思います。プログラムの世界ではおなじみに「Hello World」ですが、回路ではいきなりHello Worldをプリントするということができません。かわりに、「Hello World」のアスキーコードを出力する回路で勘弁してください。 「Hello World」は11文字ですので、これを順番に出力するためには11個のステートが必要になります。ここではステージ、タスクをそれぞれひとつずつ、ステートを11個作ることにします。また、それぞれのアスキーコードは表のようになっています。 では、入出力を定義しましょう。まず、アスキーコードを出力するoutput_ascii端子。それからスタートのきっかけを示す、制御入力のdo。これだけです。クロック端子やリセット端子はPARTHENONが合成の際に自動的に取り付けてくれるので、明示する必要はありません。 この回路は制御入力startが入力されると、「Hello World」を示すアスキーコードを1クロックに1文字分ずつ出力します。 この回路はdoが入力されると、1クロックずつ「Hello World」の文字を表示していきます。出力はascii_ouput<7:0>の端子で行います。この端子は8ビットです。
詳しい解説は「ステートの記述」で詳しく行います。 ここではステートを使って、出力と行き先を指定していることを理解してください。
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